こんにちは ゴローです。
久々の更新になってしまいました。
最近はめっきりレザークラフトにハマっており、そちら関係の依頼も非常に多くなってきています。嬉しい限りです。
レザーについて学ぶうちに何事も奥が深いなぁと実感させられます。当然ですが。
さて、今回はレザークラフトで知人のキーホルダーをリペアしました。
そのキーホルダーがこちらです。
写真では分かりにくいかもしれませんが
この部分が千切れそうになっています。
キーホルダーだと携帯を取り出すときに引っ張ったりするので負荷がかかるのでしょうね。
そこで今回はこいつの修理です。修理と言ってもレザー部分を交換する事でこれは治ります。
早速分解!
カシメは普通には取れません。専用のカシメ抜きを使用することが多いですが、今回の場合極小カシメ(おそらく7mm)で、しかもこのキーホルダーの命とも言えるオルフェーブルのネームプレートがあるので、カシメ抜きは使用せず、裏面からペンチでねじ切りました。
するといい感じに取れた!
オルフェーブル君も見守ります。
次にレザーです。このキーホルダーのレザーは0.5mm厚だったので、新しいレザーも同じく薄くして使用します。
極小カシメ7mmが行きつけのレザークラフト屋になく、6mmを使用。見た目にも性能的にも違いはありませんのでOKとしました。
カシメは実はあのアーチの形状や、大きさに規格がなく、打ち棒とカシメを同じメーカーで購入しないとうまく打てないということがあります。カシメはA店、打ち棒はB店だと頭が凹む、周辺の革に凹みができる、など。
なので実は、同じ店で同じメーカーのを購入するのが良いのです。
で、完成したものがこちら
浮きや反りもなくカシメもいい感じ!
元々のキーホルダーは本当に止めてあるだけだったので、今回金具付近は接着剤で固定もしています。
加圧して思いっきり引っ張っても取れない&壊れないことを確認しておきました。
こんな感じでリペアは終わり!
新しく作るのも面白いですが、手直しするのも面白いです。
sumo56